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肥満と健康 バックナンバー

2010年03月08日

第3の脂肪:異所性脂肪とは

第3の脂肪ともいわれる異所性脂肪。太っている、やせているに関係なく
誰もが付く可能性がある。
脳以外のすべてのところに貯まる。心臓、肝臓、すい臓、筋肉にまで。
今まで脂肪の付き方には、皮下脂肪と内臓脂肪があるとされていたが、本来あるべきところとは異なるところにある脂肪という意味で「異所性脂肪」と呼ぶ。

普通の脂肪細胞は一つ一つが脂肪カプセルにはいっているのだが、この異所性脂肪の形状の特徴は、カプセルに入っていなくて、そのままべっとりと臓器や筋肉組織にくっつく。カプセルにはいっていないため毒性が強く、はりついた臓器に対して直接的に強い毒性で攻撃する。


心臓に貯まるケースも多く、脂肪が心臓にまとわりついて心臓の鼓動を妨げる。これによる心臓発作もありうる。心臓の血管への血流が悪くなり、血管が動脈硬化をおこし、血管を詰まらせることにもなる。
30代40代でこの異所性脂肪によるとみられる心臓発作が増えているそう。

異所性脂肪から脂肪酸が出て、インシュリンを出す細胞を消滅させることが分かった。
これにより糖尿病となる。日本人は白人と比べて、内臓脂肪、異所性脂肪ともにたまりやすい。だから、肥満に弱く、少し太っただけで糖尿病になる。皮下脂肪がつきにくいことが、異所性脂肪をためやすいことに繋がっている。

異所性脂肪はつきやすく、取り除きやすい。実験では3日間、肉の脂身など「脂もの」に注意した食事をし、歩いてもらったら(つまり「運動」)、30%~50%異所性脂肪が減った。

補足:ここでの脂は見てのとおり動物の“脂(あぶら)”です。液状の良質なオイル“油”は、体に必要ですので誤解なく。