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「朝食しっかり、夕食制限」では、ダイエットに成功しない生理学的なわけ!


以下、お茶の水クリニック診療斑の記事より
「お茶の水クリニック院長・森下敬一医学博士、第51、52、61回衆議院国会技術振興特別委員会で、がん問題、食品添加物問題の重要参考人を歴任」


「朝食は一日の活動源である」・・・・・・とは、よく耳にする言葉ですね。
実際に「その通りだ」と考えて、朝食をしっかり食べている方も多いのではないでしょうか?

今回はそのことについて、主に「生理学的」な見知から考えてみたいと思います。

あなたは「同化作用」とか「異化作用」という言葉をお聞きになったことがありますか? 
この「同化作用」「異化作用」というのは、生体を最も根本のところで支えている生理機能のことで、お互いに相反する働きをしています。

「同化作用」というのは、(食物、栄養素などから)生体物質を合成し、エネルギーをを蓄積していく機能です。「異化作用」というのは、その反対に生体物質を分解し、エネルギーを解放(消費)していく機能です。

そして、この二つの作用は、夜と昼とでまったく切り変わるのです。

「同化作用」というのは、日が暮れてから明け方までの夜間においては“優性”になり、
ぎゃくに「異化作用」というのは、夜が明けてからの日中において“優性”になります。
つまり私たちの身体というものは、夜眠っている間に、身体の中の栄養エネルギーを蓄積し、夜が明けると同時に、その栄養エネルギーを消費しながら活動する・・・・・・、ことを毎日おこなっているわけです。

1日のサイクル円グラフ.jpg

このことを、私たちの生活に即して、さらに具体的に言いますと、次のようになります。

●「同化作用」=食事をする、休眠をする
●「異化作用」=排泄をする、活動をする

ようするに、食事をすることによって心身がリラックス状態に入ってやがて眠りにつき、熟睡中に「同化作用」は完了します。また朝、目覚めたら不要物質をすっかり排泄して身軽になって
「異化作用」でエネルギーを存分に使ってさまざまな活動をおこなう・・・、
これが人間として正常な一日の生理活動になるわけです。

ですから午前中、とくに朝というのは「排泄」の時間帯であり、
決して“一日の活動源”をつくる時間帯ではありません!

つまり、その日のエネルギーというものは、実は、前日の夜までに食べた食糧によって、ちゃんと準備されているのです。車の場合なら、注入したガソリンがすぐに役立ちますが、人体の場合はそうはいきません。

食べたものがエネルギーになるためには、少なくとも7~8時間かかります。


交感、副交感神経の働き図.jpg


ですから、本来は“排泄の時間帯”である朝に・・・、「朝食は一日の活動源である」という誤った考え方で、多くの食べ物をお腹に送るのは胃腸に相当な負担を強いることになってしまいます。
また、自然な排泄反射にもブレーキをかけることになってしまいます(モチリンという腸の蠕動運動を促すホルモンの分泌も悪くなり、便秘もしやすい)。

「排便をしっかりおこなうためには、朝食をしっかりとる」と言われる場合がありますが、それも錯覚にすぎません。つまり、腸管はトコロテン式になっているわけではありません。たくさん食べて押し込んだら排泄しやすくなるという具合にはなっていないのです。

ですから、朝の「排泄」をスムーズにするためには
「朝食を少なく、または抜く」ことが良いのです。


【Dr.ナガシマより】

朝しっかり食べて、夕食は制限するなどと、ひじょうに間違った考え方が世の中には蔓延しているような気がします。

夕食は、同化作用によって翌日のエネルギーを蓄えるために、あるいは新陳代謝をおこなうために、ひじょうに重要な役割を果たしているのです。

それなのに、このような間違った考え方のために、夕食を敬遠したり、夕食を食べることがトラウマになっている人が多く存在しているように思われます。

ここで強調しておきたいことは、人間にとって最も大切な夕食を制限してダイエットに成功することはありえません。むしろ危険な行為と言わざるを得ないのです。

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