夕食たっぷりの非常識なダイエット成功法則

お父さんにできたんだから僕にだって出来る!と思った
アメリカにいて6ヶ月間で15sの減量に成功
米国・カリフォルニア在住 永島 孝義さん (28才)
体重80s → BOSSダイエット6ヶ月後  65s(15s減)
半年経った今 64s〜65sを維持 体脂肪率 25% →17% ウエスト85cm→77cm

80kgで一時帰国に皆ビックリ!

─アメリカに留学してからだんだん太ったの?

最初はアイオワの大学に入って、そのときはあんまり変わらなかった。でも、転校してカリフォルニアに移ってから太って、いったんゲッソリやせた。アメリカの食べ物に飽き飽きして、食べるものが無くてやせちゃった。かといって自分で作るのも面倒だったし。

─それから、あきらめてアメリカの食べ物を食べるようになったわけね。80キロのピークになるまでどんなふうに増えたの?

一回ぱんと増えて、あとはゆるやかな上り坂みたいなかんじ。前回2001年の暮れに日本に帰ってきたときは75キロだったのが、去年(2003年)夏休みで帰ってきたとき80キロになってた。

─1年半で5キロ増えたんだね。原因は何だと思う?

やっぱり食べ物でしょ。昼はハンバーガーで、夜は吉野屋の牛丼とかばっかりだったから。牛丼はこっちの普通盛りは日本の大盛りくらいだからね。

─去年の夏、会ったときは驚いたわよ! 前から太ってはいたけど、さらに太って帰ってきたんだもの。帰ってきてそうそう、お父さんからも私からも「やせろ、やせろ」って言われてどんな気分だった?

最初のころはね、ちょっとうるさいなと思ったけど。でもいろいろ説明されると、ただ言ってるだけじゃなくて、その裏付けがわかってきて、なるほどと思うようになった。そら通信や本も読んだりして、肥満と生活習慣病のこともだんだんわかってきたし。あと、祖母に「長生きしたほうがいいよ!」って言われたのも効いた。

─そうだよね、ほんとお元気だものね(82歳の永島のお母さんのこと)。お母さんに言われると説得力あるよね。アメリカで“肥満にマヒ”になった──それから、すぐBOSSダイエットが始まった。お父さんからもお達しがあったからね、「孝義を日本にいるあいだにやせさせなきゃだめだ!」って。でも、せっかく日本に帰ってきていきなりダイエットさせられたら、楽しみがなくなった気がしなかった?

それはあった(笑)。いつもだったら、アメリカじゃあ美味しいもの食べてないだろうからって「寿司だ、うなぎだ」って連れて行ってもらえるのに。

─でも、ただやらされているんじゃなく、自分のためだと思うことができた?

やっぱり太ってると見た目も気になる。自分でもやっぱりやせたいと思ったよ。

─でも、アメリカって肥満が多いじゃない。だんだんマヒしてこない?

80キロになった頃はマヒしてたかもしれない。デブにたいして。

─それで日本に滞在中、1ヶ月で5キロぐらいストンってやせたよね。どんな気持ちだった?

うれしかった。やればやせるんだって思った。

─お父さんがこの方法で10キロやせたから安心だったというのはある?

父にできたんだから、僕にできないわけはないなと思った。

─なるほど(笑)! お父さんは55歳だけど、ああやってスリムだと若く見えて、おじさんっぽくないよね。そういうのは目標になった?

なりました。中年太りが当たり前じゃないと思うし。中年といわれる歳でも、ちゃんと体型がいいひとはいっぱいいるので。

自分で作る夕食が楽しみ!!

─BOSSダイエットを始めてみて大変だったことはある?

最初はやっぱり空腹感があった。夕方5時ごろがいちばんお腹がすいた。そういうときは、近所のコンビニでチョコレートの小さいのを買って食べた。

─アメリカに戻って、学校ではお昼はどうしてたの?

選ぶってほどのものはないんだけど、学食ではツナサンドとかチキンサンドにした。以前はピザやハンバーガー食べてたけどね。たとえば、毎日チキンサンドでも、夕食はしっかり食べられると思っているので昼は全然苦にならない。バナナでも平気。昼からそんなにりっぱなものは食べる必要ないなってかんじになった。

─そうね、昼はそんなに食にこだわらなくてもよくなるよね。そこで自炊が必要になったわけでしょ。夕食はいっぱい食べられるっていったって、自分で作らなきゃならないわけだから。そこから努力が始まったんだよね。

ごはん作るのは最初めんどくさかった。でも今は、テストの期間とかどんなに忙しくても、やっぱり自分で作る。去年の10月以降、ひとりで食べる食事で外食は一度もしたことないからね。吉野屋も一回も行ったことないし、買ってきて食べるってこともしてない。

─え〜っ、変わったねえ! 意志強いよね。自分にとってのゴールってなんだったの?

自分に負けたらくやしいと思って。けっこう負けず嫌いかも。体重と体脂肪を減らして見た目を良くしたかった。それから夏にプールに行っても恥ずかしくないようになりたかった。

─体脂肪は17%になったし、だいたいゴールに到達したんじゃない? でもBOSS法は、到達したからそれで終わりじゃないのは体験的にわかった?

それはわかってる。慣れるとそれが普通の生活になるよね。食べ物もいちいちカロリー計算とかしなくても、ちょっと見て「ああ、これはやめとこう」とかわかるようになってきた。

─たとえばそういうときに、直感的にダメだなと思うものは?

肉のかたまりとか脂っこいもの。アメリカはそういうものばっかりだから。もしステーキを友達と食べに行ったとすると、なるべく野菜のものをさがして多く食べるように。サラダはあれは水ばっかりだからあんまり意味ないんで、茹でてあるとか調理してあるものを選ぶ。昼にバーベキューがあってごっそり食べさせられることがある。そういうときは、夜はちょっと減らして、とうもろこしとサプリタイムにしてみたり。

アメリカは旨いもんが無いのよ

─孝義くんの場合、少し筋肉をつけたほうが結果が早いと思って、運動をすすめたんだよね。アメリカですぐ始めたんだっけ?

帰ってからすぐジムに通い出して、冬休み1ヶ月さぼったけど今年2月ぐらいから今までずっと続いてる。筋肉もまあまあついた。学校帰りにジムに寄るんだけど、運動すると脳が活性化されて勉強がはかどるような気がする。

─ときどき国際電話でカウンセリングしたけど役にたった?

もちろん。お腹がすいたとき、食間でちょっと甘いものを食べたほうがいいよ、とか料理法は揚げ物よりも煮物がいいよとか。間食にポテトチップスとかは食べないように注意された。前はポテトチップス(丸筒)1缶を1日で食べてたからね。

─日本に滞在中、 帰り際にあわてて料理を教えてあげたけど役にたった? ほんとに自分が料理するんだ、っていう実感はまだあのときは無かったんじゃない?

無かった! でもやっぱりね、外食すると美味しいものがないから、だんだん自分で作るようになった。これは、アメリカに住んでる日本人すべてが悩んでいると思うんだけど。旨いものがないんだよね、ほんとに! 自分で作ったほうがだんぜん美味しい。手間の問題があるんだけど、多重鍋をプレゼントしてもらってそれは若干よくなったよ(笑)。自分でも料理の本買っていろいろな料理を作ってる。イタリアン麻婆豆腐とかね。ナスは手に入るのでよく使う。

─やせて友達にもなんか言われた?

驚かれた。たまにしか会わない友達は、最初必ず病気でやせたの?って。違うよ、以前より健康だよって言うんだけど、食事でやせたってことにしてる。説明してもわからないだろうし、ヘタに話すとやせ薬と勘違いされるからね。これ飲んでやせたんだって思われると困る。それだけじゃあやせないからね。体も軽くなった。小走りしたときなんか、前は肉がゆさゆさ動いてたのがなくなって、軽快になった。去年くらいから出てた花粉症も出なくなった。

アメリカは所得の低い人が太る

─まあ、ともかくアメリカでダイエットできたなんてすごいよね。

アメリカだって、芸能人にしたって会社の社長さんにしたって、やせてるひとはやせてる。できないことはないんだと思う。太るっていうのは怠慢なだけだよ。

─アメリカにいるといろいろなことがわかると思うけど、なんであんなにアメリカ人は太るの?

所得が低い人が太る傾向があるんだけど、ファーストフードとか安い食べ物ほど高カロリー。お金に余裕がでてくると、お寿司やさんとか食べに行けるようになる。ジムの会費も払えるようになるし。でも、ジムに通ってるからやせてるってもんでもないからね。やる気なくすのがね、ジムのインストラクターでデブなのがいる。「お金払ってまで君に教えてもらいたくないよ」とか思っちゃう。

─ これから先、健康の不安も無いでしょう?

太ってるときは、自分ももしかしたら糖尿病になってるんじゃないかなあと思うことがあった。だから、日本に帰ったとき父にいわれて、簡易人間ドック受けたときも、どんな数字がでるか内心ドキドキしてた。今はニュースで心臓病とか生活習慣病のこととかやってても、人ごとに思えるようになった。

インタビュー 新藤律瑚(食品保健指導士)

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